ゲーム制作ツール(ゲーム制作ソフト)って今どんなのがあるの?
無料のツールはある?
どんなジャンルのゲームが作れる?
人気のツールを比較したい!
今回はこんなお悩みを解決します。
この記事の内容
- 個人ゲーム開発に使えるゲーム制作ツール, ソフト7選
- RPGツクール, RPG Developer BAKIN, SMILE GAME BUILDER, WOLF RPGエディター, アクションゲームツクールMV, ティラノビルダー, ラノゲツクールMV の特徴を解説
ゲーム制作ツールは色々ありますが、
現在人気と思われるツールを調べてまとめてみました。
この記事は、「現在人気なゲーム制作ツールはどんなのがあるんだろう?」と思ったゲーム開発歴1年の私が、調べてまとめた記事になります。
ゲーム制作ツールは、
- ゲームエンジンよりも手軽に開発できる
- 自分で一から作るのは難しいジャンルのゲームも作れる
- プログラミングは基本不要
ことなどが魅力ですよね。
ゲーム制作ツールの中でも、現在人気と思われるものを7選ご紹介します。
スマホやゲーム機で開発ができるソフトもありますが、今回はPCで開発するツールのお話になります。
紹介するツールで作れるゲームジャンルは、RPG・アドベンチャー/アクション/ノベルになります(工夫すれば他ジャンルも制作可能なツールもあります)。
あなたのゲーム開発に最適なゲーム制作ツールを見つけて、快適に楽しくゲーム開発をするきっかけになれば幸いです。
また、ゲームエンジンについて知りたい方は、別記事で Unity, Unreal Engine, Godot, GameMaker, Cocos2d-x を比較していますので、合わせてご参照ください。
主要ゲーム制作ツール一覧
まずは一覧表でご紹介します。
条件を見比べて、気になるゲーム制作ツールがありましたら、それぞれの記事や公式サイトなどを参考にしてもらえたらと思います。
RPGツクール(MV) | RPG Developer BAKIN | SMILE GAME BUILDER | WOLFRPGエディター | アクションゲームツクールMV | ティラノビルダー | ラノゲツクールMV | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
開発環境(Windows/Mac) | Windows, Mac(Steam) | Windows | Windows | Windows | Windows | Windows, Mac | Windows, Mac(Steam) |
プラットフォーム | Windows, Mac, Linux, HTML5, (iOS, Android) | Windows | Windows, (DLCによりUnity経由でiOS, Android, WebGLなど *Unity2019LTSでサポート終了予定) | Windows, (Unity経由でNintendo Switch等 (代理店へ依頼必要)) | Windows, Nintendo Switch | Windows, Mac, iOS, Android, HTML5/CSS3 | Windows, Mac, Linux, HTML5, (iOS, Android) |
参考価格(調べた時点) | 8778円 (DL版) | 6980円 | 6980円 | 無料(プロ版5000円) | 10780円 | 無料 (スタンダード版), 1480円(Pro版) | 7109円(+Live2D版) |
2D or 3D | 2D (プラグインで3D可) | 3D | 3D | 2D | 2D | 2D (Pro版は3Dカメラ機能あり) | 2D |
作れるゲームジャンル | RPG | RPG | RPG | RPGなど | アクション | ノベルゲーム | ノベルゲーム |
必要PCスペック | 低 | 中 | 中 | 低 | 低 | 低 | 低 |
プログラミング知識 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 | 不要 |
開発言語 | JavaScript | 不明 | 不明 | C++ | JavaScript | ティラノスクリプト(独自言語) | JavaScript |
難易度 | 低 | 低 | 低 | やや低 | やや低 | 低 | 中 |
情報の多さ | 多い | 普通 | やや少ない | やや多い | 普通 | 普通 | やや少ない |
自由度 | 中 | 中 | 低い | 高い | やや高い | やや少ない | 中 |
代表ゲーム | To the Moon, 青鬼, 魔女の家 等 | グランブーム国物語, ヒーラーは二度死ぬ 等 | 片道勇者プラス, Mad Father 等 | ツクールシリーズ 異世界かるてっと 冒険!あくしょんげーむ, ツクールシリーズ ヒトノパズル 等 | #こっちむいて_めごちーv, 公衆電話, お前のスパチャで世界を救え 等 | AA:アビッサルアンカー〜無実釈明x記憶探索ADV〜 等 | |
公式リンク | https://tkool.jp/mv/ | https://rpgbakin.com/jp | http://smilegamebuilder.com/jp/ | https://www.silversecond.com/WolfRPGEditor/ | https://tkool.jp/act/ | https://b.tyrano.jp | https://tkool.jp/lngmv/ |
見づらいかもしれないので画像も貼っておきます。
*注
各ツールの情報や難易度・自由度については、公式サイトと、Steamの販売サイト、レビューを中心にまとめました。
選出に当たっては、現在一定数ユーザーがいると思われるツールを選んでいます。
もし間違っている情報がございましたら、お問い合せフォームよりご連絡いただけると助かります。
では、それぞれのゲーム制作ツールの特徴をみていきましょう!
各ゲーム制作ツールの特徴
RPGツクールシリーズ
RPGツクールについて
RPGを手軽に作ることができるツールで、最新作(2023年1月時点)の 「RPGツクールMZ」やひとつ前の「RPGツクールMV」などがあり、パッケージ版/PCダウンロード版/Steam版などが発売されています。
さらに、ゲームエンジン「Unity」上で動く「RPG Maker Unite」が2023年春発売予定です。
RPGツクールMZとMVどっちがいい?
新しいのはMZの方ですが、後述の「プラグイン」や素材などがMVの方が多く、従ってできることの幅も広いためRPGツクールMVの方がまだおすすめです(2023年冬時点)。
特長
ユーザー数がとても多い
RPGツクールシリーズの歴史は長く、1990年代からたくさんのユーザーに使われてきました。
PC版のシリーズだけでも、累計100万本を突破しています。
そのため、使い方などの情報や有志の方が配布している素材など、RPGツクールを使ってゲームを作るための環境が充実しています。
機能がわかりやすい
機能や操作がわかりやすく、ゲーム作りが初めてでも始めやすい設計になっています。
基本的に日本語のメニューを選択したり、設定して作っていく形です。
パソコンの基本的な操作ができる方なら、あまりつまづくことはないでしょう。
公式にも詳細な初心者向け講座がありますので、どんな感じかご覧になってみるのもいいと思います。
プラグインが豊富
RPGツクールでは、「プラグイン」という、後から追加して機能を拡張できるソフトウェアがあります。
このプラグインは公式からも提供されており、他メーカーが出しているもの、ユーザーが作ったものなど数多く出ています。
また、プログラミングができる方なら、JavaScriptを使ってプラグインを自作することもできます。
これらのプラグインによって、オリジナリティを出したり、より自由な発想でゲームを作ることも可能です。
注意点
スマホアプリ化はプログラミング知識必要
作ったゲームはスマホアプリにすることも可能ですが、プログラミングが少し必要です。
Macをお持ちで無い場合はAndroidアプリのみになります。
「ドッド工房」様でRPGツクールMV製ゲームをスマホアプリする方法と注意点をまとめてくださっていましたのでご参考まで。
スマホアプリ化は新作の「RPG Maker UNITE」に期待
もうすぐ発売予定の「RPG Maker UNITE」は、マルチプラットフォーム(様々な端末向けにゲームを書き出せる)対応のため、これまでのシリーズでは難しかったiOS/Android向けのゲームも作ることができます。
(さらにWindows、MacOS、WebGLの合計5種類のプラットフォームでビルド可能)
参考リンク:4Gamer.net
ゲームの見た目が似てしまいやすい
使いやすいツールな反面、どうしても基本機能だけではゲームの見た目が同じようになりがちです。
オリジナリティを出すには、プラグインを活用したり、自作の素材を使うなど工夫が必要でしょう。
RPGツクールまとめ
WOLF RPG エディター
特長
無料
WOLF RPGエディター(通称ウディタ)は、無料で使うことができ、さらに作ったゲームも自由に配布・販売・投稿などが可能です。画面サイズやタイトルバーの自由化などが追加された有料プロ版※も発売されています。
※95%の機能は無料版と同じとのことで、無料版でも十分な機能が備わっています。
自由度が高い
WOLF RPGエディターはSmokingWOLF氏により、従来のRPG制作ツールよりも高い自由度、カスタマイズ性を目指して開発されたツールです。
そのため、「RPGツクールでゲームを作っているけどもっとオリジナリティを出したい!」「既存のソフトでは物足りない、もっとこだわりたい!」という方に人気です。
データの設定・管理が便利
RPGではキャラクターのパラメータ・アイテム・スキルなど大量のデータの設定・管理が必要になります。
これらのデータを入力・保存するための「データベース」という機能が見やすくて使いやすいと好評です。
※こちらの記事を参考にさせていただきました。
アップデートが頻繁、フォーラムも賑わっている
アップデートが頻繁に行われており、バグ報告や要望も随時反映されていてどんどん進化しているツールです。
また、質問や素材投稿のフォーラムも賑わっていて、公式コンテストやゲーム投稿ページもあり、公式サイトは常にユーザーで賑わっている印象です。
2022年11月に大規模アップデートされました!
キャラチップ、マップ・タイル、ピクチャやエフェクト等ビジュアル面の強化に加え、イベント処理速度が大幅に早くなっています。
さらに、ゲーム内文字のUnicode化により英語や中国語にも対応できるようになり、海外向けにもゲームを出しやすくなりました。
公式Youtubeで詳しく紹介されています。
注意点
他ツールよりやや難しい
既存ツールよりも高い自由度がある分、難易度も少し高めになっています。
ゲーム制作は完全に初めてという方には向かない可能性もあります。
完全無料でインストールも不要なので、一度触ってみるのもいいと思います。
対応プラットフォームは今後に期待
出せるプラットフォームは基本Windows向けのみです。
ただし、PLiCyというサイトに投稿することでブラウザ、スマホで遊んでもらうことも可能です。
また、ヒットしたゲームの数本が他会社(株式会社エスカドラ)によりNintendoSwitchに移植されていますので、今後の展開に期待したいところです。
WOLF RPGエディターまとめ
RPG Developer BAKIN
特長
2022年発売の新しいツール
RPG Developer BAKINは、2022年10月リリース(早期アクセス版)の新しいRPG制作ツールです。
後述の「SMILE GAME BUILDER」と同じ会社で作られています。
HD-2D風の美しい画面を作れる
高度なエフェクト機能を組み合わせたプリセットが用意されているので、美しいグラフィック手軽に作ることが可能です。HD-2D*風のゲーム画面を再現することもできます。
* 主にスクウェアエニックスのゲームで使われる、ドットの3D背景が光源、エフェクトで強化されたグラフィック表現。(「OCTOPATH TRAVELER」「ドラゴンクエストⅢ(開発中リメイク版)」など)
3DのRPGゲームがプログラミングなしで作れる
3Dゲームを作るには、通常UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンを使う必要がありますが、RPG Developer BAKINではプログラミングなしで3DのRPGゲームを作ることができます。
また、公式ではRPG制作ツールとなっていますが、アクションゲームを作っているユーザーも多く、アイデア次第である程度色々なゲームが作れるようです。
各種素材同梱、DLCあり
グラフィック、サウンド、エフェクトなど素材も同梱または無料DLCで用意されているので、すぐにゲームを作ることができます。
さらに、前作にあたるSMILE GAME BUILDERの3D、2D素材も提供されています。
有料DLCではテーマごとにパックになった3Dモデルのセットが販売されています。古代遺跡、西部劇風、現代都市などの風景のゲームを3Dモデリングなしで作ることが可能です。
注意点
まだ早期アクセス版
RPG Developer BAKINはまだ早期アクセス版のため、レビューでは機能の物足りなさなどがあるようです。
これから更にブラッシュアップされていくでしょう。
Unity経由でのスマホアプリ化、ブラウザゲーム化について
PC以外でのプラットフォームへの出力は、前作SMILE GAME BUILDERの時のようにUnityと連携して実現することを検討中ということです(RPG Developer Bakinに関する質問)。
ただし、SMILE GAME BUILERのUnityとの連携サポートはUnity2019LTS版までで終了とのアナウンスが出ていましたので、今後継続サポートされる形でUnityと連携できるかどうかは続報待ちです。
SMILE GAME BUILDERまとめ
SMILE GAME BUILDER
特長
3Dのゲームがプログラミングなしで作れる
3Dゲームを作るには、通常UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンを使う必要がありますが、SMILE GAME BUILDERではプログラミングなしで3Dゲームを作ることができます。
さらにRPGのゲームを作ることにも対応しています。
2D, 3DCG, 音声素材が同梱
2Dイラストや3DCG、サウンド素材もセットで同梱されているので、3Dモデリングや絵が描けなくてもすぐにゲームを作ることができます。
注意点
RPG Developer BAKINの前作にあたる
同じ会社より、さらにパワーアップしたRPG Developer BAKINがリリースされたため、今から購入するのならそちらの方がいいかもしれません。
3Dは同梱素材のみだと同じような見た目になりやすい
同梱素材は1000種類以上とのことですが、実際に使っている方のレビューでは、建物やキャラクターの素材が足りないので同じような見た目になってしまうという意見もありました。
オリジナリティを出したい場合は、自分で無料素材、販売素材を用意してインポートするか、自作する必要があるでしょう。
公式から追加DLCも用意されています。
Unity経由でのスマホアプリ化、ブラウザゲーム化は可能だが今後不安
作ったゲームはWindowsアプリとして出力できる他、Unityと連携してスマホアプリにも出力できます。
ただし、公式からUnityとの連携サポートはUnity2019LTS版までで終了とのアナウンスが出ていましたので、今後もスマホアプリ化が可能かは不透明です。
以下はSteamでの公式アナウンス記事です。
SMILE GAME BUILDERまとめ
アクションゲームツクールMV
特長
プログラミング不要で比較的簡単にアクションゲームが作れる
アクションゲームを作るとなると、Unityなどのゲームエンジンで作るケースが多いですが、アクションゲームツクールMVではプログラミングなしで作ることができます。
ゲームエンジンは難しくて挫折してしまった人や、2DのRPG以外のゲームが作りたい方におすすめです。
Flashに似ているという感想もあり、以前Flashゲームを作っていた人にもおすすめかもしれません。
RPGツクールと比べると自由度が高い
RPGツクールと比較すると、アクションツクールMVではタイトル画面から自作素材で作ることができ、見た目が似てしまいがちなRPGツクールよりも、オリジナリティを出したゲームを作ることができます。
作れるゲームは基本アクションゲームですが、工夫次第でシューティング、パズル、アクションRPGなど、さまざまなジャンルのゲームを作ることができます。
トップビューとサイドビューがあり、ローカルでのマルチプレイ対戦も対応しています。
プラグインでさらに機能追加、拡張可能
プラグインを入れることでさらに機能追加が可能です。
公式でもいくつかの便利なプラグインが用意されています。
プログラミングができる方は、JavaScriptで機能拡張も可能です。
Nintendo Switch 対応に書き出し、販売できる
また、Windows向けに加えて、NintendoSwitch形式に書き出せて、販売も可能です。
ただし、開発者登録申請が必要で、審査もあるとのことです。こちらに詳しく掲載されていますので参考にしてみてください。
注意点
RPGツクールと比べると難しめ
自由度が高い分、RPGツクールから入った人によっては、難しいと感じる場合もあるようです。
命令が入っている「ノード」を繋いでゲームを作っていく方式なので、多少プログラミング的思考が必要になります。
ゲームエンジンの「Unity」や「Unreal Engine」,「Game Maker」などにもこの方式のビジュアルスクリプティング機能があるため、アクションゲームツクールMVを使いこなせるなら、ゲームエンジンでいいのではという意見もあります。
迷う場合は体験版もありますので、ゲームエンジンと合わせて使ってみて比較してみるのもいいと思います。
チュートリアル、マニュアルの不足
公式からのチュートリアルやマニュアルが不十分との声が多く、自力で調べながら作る必要があります。
ゲーム制作初心者は困ることが多いかもしれません。
プラグインはまだ少ない
アクションツクールMVは2019年にリリースされたソフトで比較的新しいため、プラグインはまだそこまで多くない印象です。
とはいえ、これからどんどん充実してくる可能性はあるので今後に期待です。
アクションゲームツクールMVまとめ
ティラノビルダー
特長
スタンダード版無料
ティラノビルダーは、スタンダード版が無料で使えるノベルゲーム開発ソフトです。
商用利用にも制限はありません。
さらに高機能なPro版は、1480円で購入することができます。
シンプルで簡単、手軽にノベルゲームを作れる
わかりやすく簡単な操作でゲームを作ることができます。
操作画面はシンプルで見やすく、公式サイトに丁寧なチュートリアルもあるため、ゲーム制作初心者にも安心なソフトです。
開発者が執筆されている公式ガイドブックも出ています。
プラグインが豊富
基本機能はシンプルですが、もっとカスタマイズしたいという場合にはプラグインが豊富にあります。
独自スクリプト「ティラノスクリプト」を使うことで、プラグインの自作、配布も可能です。
公式からも無料のプラグインが多数配布されています。
スマホ対応
ティラノビルダーはスマホアプリ化にも対応しています。(iOSはMacPC必要)
手順は公式サイトにわかりやすく記されており、ツクールシリーズなどと比べ比較的簡単と評判です。
ユーザー数・情報が多い、常にアップデートしている
ユーザー数も多いため、情報が豊富にあります。
また、「ノベルゲームコレクション」というティラノビルダー・ティラノスクリプトで作られたゲームの投稿サイトや、その中で「ティラノゲームフェス」というイベントも毎年開催されていて賑わっています。
公式サイトも充実しており、アップデートもしっかり行われているようです。
注意点
素材は自分で用意する必要がある
素材は同梱では無いため、自分でダウンロードするか自作する必要があります。
公式から立ち絵とLive2Dモデルが配布されているほか、ネット上でノベルゲームの無料、有料素材を配布している方は多くいるので、多少手間ですがさほど困ることはないでしょう。
凝った演出をしたい場合、スクリプトを書く必要がある
プログラミング不要のソフトではありますが、他ソフトと同様に、プラグインでできること以上に自由にカスタマイズしたい場合はスクリプトを書く必要があります。
逆にプログラミングができる方の場合は、開発環境「ティラノスタジオ」を使ったティラノスクリプト言語での自由な開発の方が適しているかもしれません。
ティラノスクリプトについてはこちらから。
ティラノビルダーまとめ
ラノゲツクールMV
特長
演出に関する機能が多い
ラノゲツクールMVは、ドラッグ&ドロップでノベルゲームを作ることができるソフトです。
文章メインのノベルゲームも、上にキャラが表示されるビジュアルのベルゲームも、比較的簡単に作ることができます。
画像や音楽ファイルなどの素材が同梱されている
また、素材が同梱されていて、学園ものやファンタジー系のゲームに使える背景素材やキャラ素材、サウンド素材などが入っています。
さらに、人気作品とのコラボDLCや、著名イラストレーターの描き下ろしイラストやRPGツクールMVの素材などが入った追加無料DLCも配布されています。
注意点
スマホアプリ化は知識必要
あらゆるデバイスで製作したゲームの公開が可能とのことで、実際スマートフォン形式での書き出しも可能ですが、Android/iOSのアプリ化は難易度が高いようです。
挑戦している方も少ないようで、詳しい情報が出回っていないため、初心者には難しいと思われます。
プラグインは少なめ
プラグインは他ソフトと比べると少ないようです。
ラノゲツクールMVは海外版も出ているため、海外のユーザーの方々が作られているプラグインの方が多くあるようなので、自力で探すかJavaScriptとCoffeeScriptで自作する必要がありそうです。
現状ユーザー数、新しい情報が少ない
国内のユーザー数がそこまで多くないため、公式以外のネット上の情報はあまり多くありません。
また、公式サイトのNewsは2018年までで止まっており、現在更新はあまり頻繁ではないようです。
基本機能のみでゲームを作る場合はあまり気にならないかもしれません。
ラノゲツクールMVまとめ
まとめ
以上7つ、ゲーム制作ツールをご紹介しました。
基本的にはご自身が作りたいゲームのジャンルに合うものを選ぶのが最適だと思います。
調べてみて、個人的な感想としては
RPGツクールMV or ティラノビルダー が初心者にはおすすめ
と感じました。
有料のツールも体験版がありますので、
迷ったら使ってみるのもいいと思いますよ!
以上、ゲーム制作ツールまとめでした。
普段Unityを使っている筆者が調べながら書いた記事ですので、もしご指摘やもっと有名なゲーム制作ツールがあるよ!などありましたら、お問い合せフォームから情報をお寄せいただけると嬉しいです。
ゲーム制作ツールよりも自由度が高く、スマホアプリも出せる「ゲームエンジン」に興味がある方はこちらも合わせてどうぞ。
そもそもゲームエンジンとゲーム制作ツール、どっちを使ったらいいの?という方はこちらが参考になるかと思います。
>>ゲームエンジンとゲーム制作ツール、どっちを使うのがおすすめ?
ちなみに、Unityでのゲーム開発に興味がある方は、下記の記事から筆者が経験0からUnityを使って1年間ゲームを作ってみた記事を読むことができますよ。
それではまた!